看護師の待遇を良くすることが、ひいてはみんなのためになる。

看護師って、なかなか給料が上がらないんですってね。初任給は結構高めだし、夜勤手当などの手当てがいっぱいつくんだけど、昇給が緩やかで頭打ちだそうで…

 

これはあれですか、病棟勤務だったら、夜勤とかはだんだん歳を重ねるとしんどくなってくるから、若くて体力のある人を優遇する政策の一環ですかね?

 

看護師さんの平均勤務年数が7年ぐらいと短めなのも、そういう面が影響しているのかもしれません。

 

もちろん、看護師は未だに女性が圧倒的に多く、そして女性は結婚・出産を機に退職するケースも少なくないので、他の職種に比べて短めになってしまうのも仕方ない面がありますけどね。

 

 

どの職場もそうですが、結婚しても、出産しても、退職せずにそのまま働き続けられる職場環境を整えて欲しいものです。

 

総合病院とかだったら、まだ小さいお子さんを抱えている看護師が働きやすいよう、24時間対応の託児室や保育所を設けている病院もありますよね。

 

自分の子供が、自分が働いている場所のすぐ側にいるのは、とても安心です。ただ、なかなか個人経営のクリニックや診療所は、そこまでの環境を整えるのは経済的にも苦しいかもしれないですね。

 

結局この問題は、国が対応すべきことなのではないでしょうか。看護師に限らず、子どもを育てながら働く女性のための制度や設備を、国がしっかりと整える必要があるのです。

そうでないと、仕事に差し支えがあるから子供が産めない、あるいは子育てに差し支えがあるから仕事を辞めざるを得ない、という事態になってしまい、個人の損失はもちろん、国の損失にもつながることにも成りかねません。

 

もちろん、国のために仕事をするんじゃないですよ。国のために子供を産むんじゃないですよ。個人が仕事を通して個性を輝かせる、子どもがすくすくと健全に育つことで、その結果として国が息づいてくる、ということです。

 

病院・診療所もそうですよね。そこで働く看護師さんが輝いていれば、病院全体も輝いてくるんです。看護師さんの明るい笑顔で患者の心が癒されれば、病気だって快方に向かうこともあると思うんです。

 

極端な話、医者が処方する薬よりも、看護師さんの的確で優しい応対のほうが、病気の治療に貢献してたりして…

 

 

 でも看護師さんも人間です。給与や待遇に不満があるまま働き続けても、なかなか患者さんに優しく応対できないこともあると思うんですよね。

 

激務でヘトヘトで、笑顔を作っている心の余裕もないかもしれません。

 

だからこそ、看護師さんの待遇はどんどん改善して欲しいものです。それが看護師さんの幸せのみならず、みんなの幸せにもつながると思うから。