外来看護師が忙しいのは問題だ。患者にとっては心のケアも大事だから。

外来で働くことを望む看護師さんって、結構多いんですかね?

 

病棟で働くよりもしんどくない、というイメージが、素人の私にはありますが…もちろん、外来は外来の大変さがあるのだと思います。

 

ただ、夜勤があるところは少ないでしょうから、そういった点では生活リズムがあまり崩れなくていいかもしれませんね。

 

その分、給料は少し少なめになってしまうのかもしれません。

 

もちろん、日勤業務もいろいろやることがあり、手は抜けません。忙しい病院や診療所は山ほどあるので、外来も決して楽ではないでしょう。

 

 

忙しいということは、患者さん一人一人に丁寧に応対する時間はなかなかとれない、ということでもあります。患者さんの中には、看護師さんといろいろお話したい、と思っている患者も結構多いことでしょう。

 

例えば、本来は自分の症状等について医師に詳しく聞くのが筋だとは思いますが、結構医師には聞きづらいものです。そういうときに、看護師さんに聞いてみる人もいると思います。

 

また、患者は何らかの症状を抱えているからこそ病院に来るのであり、多かれ少なかれ不安な気持ちを持っています。その不安な気持ちから、看護師さんに話しかけ、話を聞いてもらうことで不安を和らげたい、という心理があることでしょう。

 

しかし、看護師さんが忙しいと、それもなかなか叶いません。患者の不安が和らぐことは、病気の治癒にも好影響を与えると思うのですが、そのあたりのケアはなかなか難しいのが現状なのではないでしょうか。

 

 

本来病院は、体のケアと共に、心のケアも行うべきなのではないか、と私は思っています。心と体はつながっており、心のケアは体のケアにつながるという表裏一体のものなのではないでしょうか。

 

しかし、今の病院やクリニックは忙しすぎるので、体に現れた病気そのものしか診る余裕がないのでしょう。そもそも心のケアは心療内科、あるいは病院の範疇ではないと考えられ、切り離されてしまっている感があります。

 

診療科目が細かくなっていって、それぞれの専門化・細分化が著しい現状においては、心と身体をトータルに考えることは難しくなっているのでしょうね。

 

 

もちろん、医師の中にはトータル的に考える医師も存在します。一つの流れとして、ホリスティック医療という統合的な医療なども登場しています。

 

専門化・細分化が進めば進むほど、「木を見て森を見ず」という状態になるのはよくある話。医療も例外ではありません。

 

心のケアもとても大事だ、という流れが大きくなれば、医師はもちろん、看護師さんの応対に、心のケアの部分が増えることでしょう。

 

そのためには、やはり外来看護師さんの忙しさを緩和することが必要でしょう。忙しいと、看護師自身の心の余裕がなくなり、適切に患者に応対することができないでしょうからね。